関東大学ラグビーリーグ戦 流通経済大学 vs 東海大学

けいたろう

今回は2019年11月16日に行われた関東大学ラグビーリーグ戦の
流通経済大学vs東海大学の試合についてまとめた記事になっています。

 

 

前の週に行われ劇的な展開となった関東大学対抗戦の早稲田vs帝京戦の余韻が残る中、同じ秩父宮ラグビー場で行われた関東大学ラグビーリーグ戦の流通経済大学(以下流経)vs東海大学の試合を J SPORTSで観戦しました。

流経vs東海の試合も負けず劣らずの展開となったのでその模様について紹介したいと思います。 

この記事の内容はまず両校の紹介から試合展開雑感、最後にまとめとなっています。

この記事を読めば、流経vs東海の試合がどういった展開でどういう結果であったのかわかるようになっています。

それではさっそく両校の紹介です。

両校の紹介

流通経済大学ラグビーフットボール部

1965年創部。
過去関東大学ラグビーリーグにおいて2011、2013、2014年の3度の優勝を誇る。
近年では東海大学と大東文化大学との3校で1~3位を争っている一角のひとつ。

OBには先のW杯日本代表の中島イシレリ選手がいる。

愛称はリュウケイ、RKU

東海大学湘南校舎体育会ラグビーフットボール部

1963年創部。
2007年に関東大学リーグ戦で初優勝を果たし、そこからの4連覇を含む8度の優勝をほこる強豪校。

大学選手権でも準優勝3回。

OBには先のW杯日本代表のリーチマイケル主将とアタアタ・モエアキオラ選手がいる。

愛称は SEAGALES(シーゲイルズ)

なお、スタメンは以下の通りです。

出典:関東ラグビーフットボール協会

それでは続いて試合展開について書いていきます。

試合展開

前半

前半開始早々の2分、東海が蹴ったボールを流経は蹴り返さずに自陣からバックス、フォワードとテンポよくつなぎ、流経10番の柳田が東海ディフェンスラインをすり抜けてトライ。先制は流経でコンバージョンも決まり 流7-0東

つづいて7分、流経は東海のオブストラクションで得た敵陣22mライン付近のラインアウトを前に進め、5mラインのあたりで形成されたラックから流経5番のアピサロメ・ボギドラウがピックアンドゴーでそのままトライ。コンバージョンも決まり 流14-0東

その後は東海がラインアウトからのモールで流経ゴール前まで攻め込むもミスなどがありなかなか攻めきれない時間帯がつづく

ようやく24分に東海がペナルティを得るとそこから5mライン付近のラインアウトモールを押し込んで東海6番河野がトライ 流14-5東

ここから両者ゆずらずの展開となるが33分に流経が得た敵陣5mライン付近からのラインアウトからボールを展開。
36分にラックから流経5番が抜け出し、オフロードで4番タマ・カペネへつなぎそのままトライ、コンバージョンも決まり 流21-5東
ただし、この一連のプレーで流経5番が負傷交代→19番平井

前半終了間際にも東海はラインアウトモールから再三流経ゴールにせまるが流経の集中力の高いディフェンスをやぶれず前半終了

後半

後半の序盤は互いに攻めては攻められの繰り返しでなかなかボールを前にすすめられず、両者とも攻めきれない展開。

しかし、11分東海が得たペナルティからの5mライン付近のラインアウトモールを押し込み、ゴールライン手前でモールから抜け出した東海17番前本がトライ、コンバージョンも決まり 流21-12東

このあたりから後半から投入された東海の20番レキマ・ナサミラをはじめとするフォワードに流経ディフェンスは刺し込まれはじめ、なかなか自陣から抜けだせなくなる。

すると30分に東海は敵陣5mライン付近からのラインアウトモールを20番レキマ・ナサミラが押し込みトライ、コンバージョンも決まり2点差にせまる
流21-19東

ここからはほぼ東海がボールを保持し、逃げ切りたい流経は苦しい時間帯。
そして38分に東海14番杉山が蹴ったハイパントキックをキャッチした流経15番河野に対して、東海14番が自らドンピシャのナイスタックル!

なんとかボールを出すも、すぐさま東海ディフェンスが襲いかかり、流経はたまらずオフサイドのペナルティ。
このペナルティから5mライン付近のラインアウトにつなげる。

そしてこのラインアウトモールを押し込み、最後はまたしても東海20番レキマ・ナサミラが抜けだしトライ、コンバージョンも決まり土壇場で逆転に成功!
流21-26東

その後のキックオフからのラストワンプレーでボールを取り返す余力は流経には残っておらず、東海がなんなくタッチに蹴りだしてノーサイド!

つづいてはこの試合についての雑感です。

雑感

前半は意外にもと言ったら失礼かもしれないですが流経の出足の早い、そして集中力の高いディフェンスで東海を圧倒してました。

ただし、後半は真逆の展開となり、東海20番のレキマ・ナサミラの前に出る強さと決定力にやられリードを守りきることができませんでした。

試合を通して流経はスクラム、ラインアウトが安定しなかったの痛かったですね。セットプレーが安定していれば、苦しい時間帯もしのぐことができたかもしれません。

それと東海14番杉山のコンバージョンも難しい位置から決めていたのでここで積み重ねられたのも東海には大きかったと思います。

いずれにしても、最後の最後で逆転するというとても見ごたえのあるいい試合でした。

まとめ

  • 前半は流経が出足が早く、集中力の高いディフェンスで圧倒
  • 後半は東海がフォワードで圧力をかけ、ほぼボールを保持し最後に逆転
  • 最終スコアは流経21-26東海
  • 最後の最後で東海が逆転する見ごたえのある試合だった

関東大学リーグ戦は対抗戦にくらべ留学生がいるチームが多く、ひと回り大きな体の選手がぶつかり合う様子は迫力満点です!

対抗戦の伝統校の一戦も見応えがありますが、リーグ戦の試合もまた違った楽しみ方があり、こちらも私は好きです。

リーグ戦は地上波ではなかなか見る機会がないですがJ SPORTSなら繰り返し再放送もしてくれるのでおススメです。

これからの季節はまさにラグビーシーズン真っ盛りですのでぜひ一度見て下さい!

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。